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くらしの困ったをありがとうへ。
そんな想いにかえていきたい。
僕が父から店を引継いだのは平成21年の事でした。
夢と希望をもってスタートしましたが、その2年後あの紀伊半島大水害が発生しました。
ご存知のように町全体が多大な被害をうけ、うちの店もめちゃめちゃになりました。
でも本当に大変だったのはその後で、約一ヶ月間電気も水もない生活は想像以上でした。
「これからどうしよう」という不安な思いでした。
しかし、そんな不安な思いを支えてくれたのが周りの人や仲間たちの協力でした。
僕のために毎日毎日通って汗をかいてくれました。
自分の仕事があるのに、もう感謝の気持ちでいっぱいでした。
その時に仲間の電気屋さんが言ってくれた言葉です。
「何があっても僕たちはつながってますからね!」って。
涙が出てきました。
この言葉は一生忘れられません。
「あぁ、人と人のつながりってこんなに大事なんやなあ」ってあらためて感じました。
今回水害に遭った事はたしかに不幸でしたが、代わりにもっと大事なことを教えてもらった気がします。
この町はまだまだ復旧したとは言えませんが、あの災害を経験したからこそ今度は自分にできる事があると思っています。
「この地域の人のお役にたちたい」
「喜んでもらいたい」
という想いで日々仕事をしています。
ですから、カシオデンキは電気の事だけでなく、皆さんのくらしのお困り事に真剣に向き合い、
少しでもお役にたち、喜んでもらえる様に、そんな想いにかえていきたいと思っています。
お困りごと救助隊
樫尾佳彦